ZipDrive ロードテスト.targz

ZipDrive ロードテスト

1996-01-11

1995-10-29 より75日使用

いま外部記憶装置の市場は混戦状態である。その混戦状態に火をつけたのがIomegaのZipDriveである。3万を切る低価格・HD並に高速・手軽で便利・FD70枚分の容量という他を圧倒する特徴を持って登場した。米国でも品切れ続出で、日本では11月に入ってやっと供給が安定した。


Zip はどんなものか

私の購入したのは、Iomegaの英語版である。本体が29000円程度で、メディアは1枚2400円であった。実は、本体を購入したときにはメディアが入手できず、しばらく本体が¢飾り」になっていたのだ。上記の使用日数はメディアを入手した日から起算している。

パッケージの中には、本体・ACアダプタ・SCSIケーブル・ZipToolsディスク(Zipメディア)・インストール用FD(Mac用とDOS/Win用)・マニュアル3枚(とチラシ)が入っている。

ここで特記すべきはSCSIケーブルである。普通のケーブルとは異なり、両端がDSUB25ピンになっている。Zip本体のSCSIコネクタもDSUB25ピンである。つまりMac本体のSCSIコネクタと同じになっている。このため、すでにSCSI機器をもっている人は、ケーブルを買い換えることなくSCSI機器をMacからZipにつなぎ変えることができる。そして、ZipとMacをつなげばよい。

注意すべき点はACアダプタである。実は、Zip本体より重い。Zip本体は軽くて小さいので携帯できるが、ACアダプタが重くて大きいので持ち運びには苦労する。別売で小型のACアダプタがあるらしいが日本では見かけない。本体には電源スイッチがないので、電源を切るには本体からDCジャックを抜かなくてはならない。OAタップやPowerKeyを使っている人ならここにACアダプタを差せばいいので気にする必要はない。

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Zip のインストール

MacとZipDriveをつないで、Macの電源を入れる。インストールFDをMacに入れて、さらにZipToolsディスクをZipDriveに差す。そして、FD上のインストーラを立ち上げる。あとはインストーラの指示に従って進めばよい。

すると、Zipのドライバ・Zipのフォーマッタ・VirtualDiskやDiskDup Proなどのデモ版・Marathonデモ版などがインストールされる。ZipToolsディスク上にはドライバやフォーマッタが入っているので、むやみにデータを書くことは避けた方がよい。なお、インストール前には、ZipToolsディスクにMac用のドライバとDOS/Win用のドライバが両方はいっているのだが、インストールすると片方のドライバは消されてしまうので、両方の機種で使う人はZipToolsディスクを追加購入する必要がある。ただし、FD上にも簡単なドライバが載っている。

バンドルソフト(VirtualDiskやDiskDup Proなど)は機能制限があるがけっこう便利である。しかし、すべて英語版であるのが欠点かもしれない。富士フイルムやマクセルの出した日本語版にはバンドルソフトがあるのかは分からない。

英語版でも販売店の保証が付いているのでサポートは問題ないと思うが、英語が不得意な人はやめた方がよいだろう。日本語版ならばメーカー保証があるし、マニュアルも当然日本語だ。ただし、あまり見かけない(英語版より高い?)。

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Zip の使い心地

ドライバがインストールされれば、FDやMOなどと使い方は同じだ。ZipDriveにメディアを差せばデスクトップにマウントされる。取り出すにはゴミ箱にドラッグする。メディアのマウントやアンマウントはすばやくて気持ちいい。データの読み書きも噂どうり速い。

さっそく、Zipディスク上にシステムフォルダとNorton Disk Doctor・SpeedDisk を入れて緊急ディスクを作成した。100MBあれば日常使っているシステムフォルダがそのまま入るので、緊急時でもふだんと同じシステムで起動できる。緊急ディスクから起動してもHDDから起動したときと同じ感覚で操作できる。ZipディスクはHDD並の高速性をもつFDとして使えるので緊急ディスクには最適なのだ。実際はSpeedDiskのための起動ディスクとして使うことがほとんどである。FDからSpeedDiskを起動するととても遅いし、RAMディスクを作ってそこへシステムやSpeedDiskを入れるのは面倒なので、Zipはおすすめである。

さらに、自作データのバックアップも行った。残念ながら1枚のメディアでは足りないので複数枚に分けた。Finderコピーでバックアップしたが、プログレスバーがスムーズに進むので快適である。今までFDを数10枚差し替えていたのがばかばかしくなる。これで容量が200〜300MBあればもっとよい(JazDriveに期待しよう)。ただし、ZipはベースがFDなので、長期保存には向かない。長期保存するには、MOか、ライトワンスCD(CD-R)を使うとよい。CD-Rの書き込み機は最近10万円前半にまでなっているので、大量のデータを使う人にはおすすめである。

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次回予告

Zipはまだ使い込むところまでいっていないので、引き続きレポートする。

持っているメディアが全然足りないので、大阪日本橋(か京都寺町)にいって10枚ぐらい入手したい。10枚買おうと思えば2万円はかかるのだが、1GBのHDDより安いのでお得だ(現在1GBの外付が3万円後半)。次回は、詳しい緊急ディスクの作り方や面白い使い方を考えてみたい。

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