ResEdit でカスタマイズ.targz

Finder メニューの改造

今回は、Finder のメニューを改造してみましょう。Finder のメニューは一般のアプリケーションのメニューとは構造が違っているので、改造にはコツが必要です。

なお、この改造は漢字 Talk 7.x や MacOS 7.6.x の Finder のみに有効です。MacOS 8.x の Finder のメニューはリソースが異なっています。


Finderをいじるための準備

Finderのメニューは「fmnu」という特別のリソースを使用しています (一般のアプリケーションは「MENU」リソース) 。このため、「fmnu」リソースの構造を記述したテンプレートを使って開くことにします。わたしがテンプレートを用意しましたので、これをResEdit にインストールしてみましょう。

やり方

  1. テンプレートをダウンロードする。ダウンロード完了後に自動的にStuffIt Expanderで解凍されて「fmnuTMPL.rsrc」ができるはずです。
  2. 初期設定フォルダの「ResEdit Preferences」の複製を作る。option キーを押しながらをデスクトップにドラッグするとよい (以後この複製に対して作業します) 。
  3. 「ResEdit Preferences」と「fmnuTMPL.rsrc」を開き、「fmnuTMPL.rsrc」にあるリソースをすべて選択してコピーし、「ResEdit Preferences」にペーストします。
    リソースのコピー
  4. いったんResEditを終了してから「ResEdit Preferences」を入れ替えます。
    入れ換えるには、初期設定フォルダの「ResEdit Preferences」をゴミ箱にドラッグし、デスクトップの「ResEdit Preferences」を初期設定フォルダに入れるとできます。

これで完了です。以後はResEditで「fmnu」リソースが開けます。うまくいったら、新しい「ResEdit Preferences」のバックアップコピーを作っておきましょう。

「fmnu」のテンプレートは冨山学さんのものを利用しました。ありがとうございました。

Finderをいじる際の注意

Finderをいじるときも、コピーを作ってそれを編集しなければなりません。この後、編集したものを使うときに注意が必要です。

  1. システムフォルダから元の Finder を取り出してゴミ箱などに置きます (このとき機能拡張フォルダなどのアイコンが消える) 。
  2. 編集したものをシステムフォルダに入れます。編集したものをシステムフォルダへ入れたときに機能拡張フォルダなどのアイコンが復活しないときは、Finder が壊れているのでゴミ箱などに置いた Finder を戻しましょう。
  3. Finder が壊れていないようならシステムフォルダを閉じます。このとき、システムフォルダにアイコンが付くことを確認して下さい。
  4. 再起動すれば編集した Finder が使えます。編集した Finder を使うたびに、Finder の入れ替えと再起動が必要になります (なお、Finder に終了コマンドを付ければ再起動しなくて済みます)。

上に戻る


Finderに終了メニューを付ける

最初に定番の改造をしましょう。Finder に終了メニューを付ける改造です。実は、再起動が必要な場面でも、Finder を立ちあげ直すだけでよいことがしばしばあります。例えば「デスクトップの再構築」をやるには、Finder を終了して、立ち上がるときにcomamnd-optionを押していればいいのです。普通は再起動が必要ですが、Finderを終了できると再起動しなくてすみます。

以下の作業を行うには fmnu のテンプレートが ResEdit Preferences にインストールされていることが必要です。上の記事をご覧下さい。

やり方

  1. Finderの複製を作成する。optionキーを押しながらデスクトップへドラッグするとよい (以後この複製を編集します)。
  2. FinderをResEditにドラッグ&ドロップする。
  3. リソースの一覧がでるので、fmnu リソースをダブルクリックする。
    Finderのリソース一覧
  4. MENU ID="1252"のメニューを探して、ダブルクリックする。
  5. 「項目数」を19に増やす
    項目数を増やした様子
  6. 「17)*****」が見えるまでスクロールして「17)*****」をクリックする。
  7. 「Resource」メニューの「Insert New Field(s)」を2回選ぶ (command-Kを2回タイプしてもよい)。
  8. 「17)」と「18)」のフィールドを以下のように埋める。終了コマンドのショートカットに「Q」を設定するのは避けた方がいいでしょう。
    17) *****
    コマンド=「xxx0」
    フラグ=「0」
    ショートカット=「」 (あけておく)
    項目名=「-」
    18) *****
    コマンド=「quit」
    フラグ=「-32512」
    ショートカット=「」 (あけておく)
    項目名=「Finder終了」
    
    フィールドを埋める
  9. 保存(Command-S)して、ウィンドウをすべて閉じる。
  10. 先ほど述べた方法でFinderを入れ替えて、再起動する。

以上で完成です。今後、改造した Finder を試すには、古い Finder と新しいFinder を入れ換えて Finder を終了するだけで済みます。ほかに立ち上がっているアプリケーションがないときにFinder を終了すれば、新しい Finder で自動的に起動するからです。結局、Macintosh の再起動が不要になります。

上に戻る


「ゴミ箱を空にする」と「再起動」にショートカットを付ける

終了コマンドを付ける場合と、ほぼ同じ要領でできます。なお、以下の作業を行うには fmnu のテンプレートが ResEdit Preferences にインストールされていることが必要です。上の記事をご覧下さい。

やり方

  1. Finder の複製を作成する。optionキーを押しながらデスクトップへドラッグするとよい (以後この複製を編集します)。
  2. FinderをResEditにドラッグ&ドロップする。
  3. リソースの一覧がでるので、fmnu リソースをダブルクリックする。
  4. MENU ID="1255"のメニューを探して、ダブルクリックする。
  5. 「2)*****」 (=ゴミ箱を空に...) が見えるまでスクロールして「ショートカット」の項目に「T」を入力する
    ショートカットの追加
  6. 同様にして、「7)*****」 (=再起動) が見えるまでスクロールして、ショートカットの項目に「=」を追加する。
  7. 保存(Command-S)して、ウィンドウをすべて閉じる。
  8. 先ほど述べた方法でFinderを入れ替えて、Macintosh を再起動する (もしくはFinder を終了する)。

以上で完成です。なお、「command-R」のショートカットは隠しコマンドである「オリジナルを探す」のショートカットに予約されているので、再起動のショートカットは「command-=」にしました (しかも、この組み合わせは押しにくいので安全) 。

上に戻る


Copyright © 2004 NAKANO Takayuki. All rights reserved.